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2019.02.24

卵・乳なし手ごねで焼いています。

森のケーキ屋おおきな木は、注文制のケーキ工房です。小さいながら畑もあるし、鶏を飼っているので卵もあります。近くの牧場のおいしいミルクの配達が、週1回あります。地元産のおコメの備蓄もあります。
だから、食べることにはそれほど困りません。

でも、ここは山の中。一番近くのスーパーやコンビニまで約20kmあります。だから、いつもとちがうあれ食べたいな~と思ったら自分で作ることになります。

北海道に来て、北海道小麦に出会い、それで作るケーキの美味しさに感激していた数年。その後、北海道小麦で作った、添加物の少ないパンが食べたいな~と思うようになりました。

子どもの頃、母と一緒に具をたくさん乗せたつなぎパンを作ったとき、焼き立てをほおばったときの感激は忘れられません。
だから初めのころは具がたっぷりのパンや、バターや卵をふんだんに使ったパンを作っていました。でも、材料を用意するのも大変です。こってりな味にもだんだん飽きてきました。
毎日食べるパンは、やっぱりシンプルなのがいい、ということに気づいたのです。そこで、卵やバターを使わないパンを作ることにしました。

北海道の小麦は、ボウルに入れてかき混ぜると、しっとりとやわらかい手ざわり。そこに、美味しいお水と美味しいお塩、少しのお砂糖とイーストを入れて、こね、発酵を待って焼き上げます。

その日の天候や湿度によって微妙にこねあがりが違ってきます。もちろんふくらみ方も焼き上がりの表情も違います。こんな、おおきな木のパンを、美味しいと言って食べてくださる方がいることは本当にうれしいです。

今日は、お気に入りの東ティモールマウベシ珈琲を淹れました。
自分好みのパンと珈琲。田舎暮らしもこれがあれば幸せ♡

こんな小さな幸せを、みなさまと分かち合えるのも幸せです。

2/26(火)まで、札幌のどさんこプラザにて数種類のパンや、スコーン。どさんこチップスを販売しています。
この機会にぜひ、お手に取ってみてくださいね。