青じそ、紅じそ、緑のバジルに紫バジル。しその仲間が最盛期です。
雨が多い、暑すぎる、忙しい…などという人間の都合にかまわず、太陽の光と土の栄養と雨を存分に受けて、植物たちはぐんぐん大きくなります。
もう花も咲きはじめています。こうなったら、わたしもほかの用事を後回しにしても、しそ類を最優先で摘み取ってあげなければなりません。まごまごしていたらあっという間に硬くなり、そのうちに霜が降りてしまうからです。
まずは、特製バジルぺーストを仕込みます。
1枚1枚手で摘み取ったバジルを丁寧に水洗いし、たっぷりのくるみと畑のにんにくとともに、ミキサーにかけて、鮮やかなペーストの出来上がり。作っている間、工房中はバジルの素敵な香りに包まれます。今回は、摘んだのが夕方近く。ごはんを先に済ませて、子どもたちを寝かせてから仕込んだので、夜中の作業になりました。眠くてふらふらになりそうでしたが、何とかそのいい香りに助けられて、最後まで仕込み終えました。
このバジルペーストは、”ペスト”とも呼ばれて、いろいろな国で愛されているようです。なんせ、目にも美しい緑のペースト中には、たっぷりのナッツが詰まっているのですから。
ゆでた野菜や、ふかしたポテトにかけるだけで、おいしい1品になるし、パスタに混ぜたジェノベーゼは、我が家の1番人気メニュー。また、輪切りトマトに少しかけたら、素敵なおつまみに。トマトソースとも相性が良いので、ホタテや白身魚などの魚介類や、やさいをトマトソースで煮て、最後にバジルペーストを少量かけたら、びっくりするほどおいしくなります。
いろいろに使える、特製バジルペースト、ぜひおためしください。